上記のような状況を考慮して、臨床の現場では平均余命を平均値や中央値をもって説明するというやり方は、すでになされない方向にあります。あてにならない数字にとらわれるよりは、残された時間が限られていることを家族や医療者と共有し、その日その日をよりよく生きていくことが一番ではないでしょうか。
医療数字のカラクリ
上記のような状況を考慮して、臨床の現場では平均余命を平均値や中央値をもって説明するというやり方は、すでになされない方向にあります。あてにならない数字にとらわれるよりは、残された時間が限られていることを家族や医療者と共有し、その日その日をよりよく生きていくことが一番ではないでしょうか。
「武蔵国分寺公園クリニック」院長、「CMECジャーナルクラブ」編集長。自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、東大医学教育国際協力研究センター学外客員研究員。臨床研究適正評価教育機構理事。著書に「検診や治療に疑問を感じている方! 医療の現実、教えますから広めてください!!」(ライフサイエンス出版)、「逆説の長寿力21ヵ条 ―幸せな最期の迎え方
」(さくら舎)ほか。