漢方達人をめざせ!

秋は「白っぽい」「辛い」食品を

 東洋医学でよく言われるのが、「天人合一説」。天と人は一緒で、自然界で起こっていることは人体でも起こるという考えのことです。

 秋を迎えた今の時季、空気が乾燥しています。これを「燥気」といって、人体に入って害を及ぼす「燥邪」になると、肺ではぜんそく、大腸では便をコロコロにして便秘、皮膚ではかゆみ、鼻には菌やウイルスを入り込みやすくして風邪をひき起こす、とみなします。

 燥気が燥邪に変わりやすい人は、顔色がすすけた白っぽい感じの人。といっても、“もち肌”の白さではありません。肺や呼吸器系に問題がある人は、燥邪が先か体質が先かは分かりませんが、今の季節は特に気を付けた方がいいでしょう。

 この時季をうまく乗り越えられなければ、次の時季にもダメージを持ち越すことになります。ちなみに、東洋医学では四季ではなく、五行の春、夏、長夏、秋、冬の「五季」と考えます。

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久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。