「睡眠時無呼吸症候群」で有効のはずが “ASVマスク”の危険度

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 患者が機械をしっかり使えていなかったケースや、ASVを使ったグループは不整脈が多かったことから、ASVで心機能が改善して行動が活発になり、逆に不整脈などを招いてしまった可能性も考えられている。

「そうしたことから、結論を出すのは時期尚早と思いますが、これまでASVは睡眠時無呼吸だけでなく心不全の治療にも有効と信じられ、使用する施設も増えていただけに、ショッキングな結果でした」

 中枢型は中年から高齢の男性に多いと考えられている。確定とはいえないまでも、ASVのリスクについて覚えておきたい。

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