家計簿を見れば病気がわかる

肥満率上位の県は肉購入量が少ない

(C)日刊ゲンダイ

「肉は太る」というひとがいる半面、最近では、「肉を食べても太らない」という話も聞きます。ところがここに、ちょっと面白いデータがあります。毎年のメタボ健診の結果を、厚労省が都道府県ごとに集計したものです。これを見ると、年齢別・性別に、肥満の多い県、少ない県がわかってしまいます。

 メタボ健診の肥満関連の項目には、BMIと腹囲がありますが、腹囲が本当に肥満の程度を表すかどうかについては、いまだに賛否が分かれています。一方、BMIは世界的にも確立された指標なので、これを使いましょう。対象年齢・性別は、50代前半(50~54歳)の男性とします。

 日本人は、BMIが30を超えたあたりから、死亡率が上昇することがわかっています。ですからこの辺りが肥満の境界と考えるのが妥当です。

 さて、肥満率(BMI30以上の割合)を計算すると、全国平均は4.4%でした。つまり50代前半の男性のうち、約23人に1人が肥満ということになります。

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永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。