独白 愉快な“病人”たち

タレント 稲川淳二さん (66) 前立腺がん ㊦

(C)日刊ゲンダイ

 メンタル的にケアできるかどうかも、病院選びの大事な基準だと思います。今はテレビ出演をほとんどしないので、こんなことも言えるんです。テレビはコメントひとつ言うにも、しがらみが多すぎて言えなくなるからね。

 もういい年だし、私も後輩のために自分の正直な考えを伝える時期に来ました。言いたいことを言ってストレスをためないことが、健康にもつながると思うんですよ。

▽いながわ・じゅんじ 1947年、東京都生まれ。工業デザイナーを経てタレントに。96年、通商産業省選定グッドデザイン賞を「車どめ」で受賞。毎年6月に怪談話を収録したCD、DVDを発売。現在、ミステリーナイトツアー2014「稲川淳二の怪談ナイト」全国公演中。今夏新たに、全国ローソンの花火コーナーにて「稲川怪談新聞2014」を発売。

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