愉快な“病人”たち

コメディアン・俳優 小松政夫さん (72) 敗血症

(C)日刊ゲンダイ

 慌てて駆け付けた女房に、「ご主人は海外旅行とか行かれました?」と医者が聞いた。

 敗血症って、性行為による感染症でも起きるので、海外で悪さをしてきたんじゃないか、と聞いたわけです。毎日家に帰っているし、後ろめたいことはないからよかったですが。

 昼に入院し、抗生物質を1日3回注射されただけで、夜には熱も下がりケロッとしたもんです。ところが翌朝、ワイドショーやスポーツ新聞にデカデカと「小松政夫、重病」なんて報道されていてビックリ。入院中は紙袋に隠しカメラを入れた人が、病室の周りをうろうろしていました。

 大事を取ってそのまま10日間ほど入院しましたが、休み明けの仕事には支障なく戻りましたよ。そうそう、退院する時に、ワイドショーのリポーターさんたちがお花をくれてね。いつもはちょっと毛嫌いしていたんだけど、花束をもらって涙が込み上げてきちゃった。

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