家計簿を見れば病気がわかる

米中心の食事は寿命を延ばす?

(C)日刊ゲンダイ

 炭水化物ダイエットが人気です。炭水化物とは、穀物に含まれるでんぷんなどのこと。その炭水化物をできるだけ食べないようにするダイエットで、“炭水化物こそ肥満の原因”とする学説に基づいています。

 いまだ賛否が分かれていますが、テレビCMで有名なフィットネスクラブで取り入れていることもあって、若い女性やメタボ気味の中年サラリーマンを中心に注目されています。

 一方、厚労省などは、“ごはんを中心とした和食こそ日本人の長寿の源、世界に誇れる健康食”だとして、米中心の食事を推奨しています。

 果たしてどちらの主張が正しいのでしょうか。単純にいえば、日本人の寿命は、米の消費量が減るのに合わせて延びてきました。農水省の統計によると、国民1人当たりの米消費量(年間)は、昭和40年(1965年)において111.7キロ。

 それが年々減少し続けて、昨年はついに半分(55.2キロ)に落ちてしまいました。米だけでなく、小麦なども加えた穀物の合計でも、145.0キロから89.6キロと約6割に減りました。

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永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。