乳がん患者急増の背景には、初潮の低年齢化と閉経の遅れ、少子化・晩婚化があります。乳がんは女性ホルモンが密接に影響していて、女性ホルモンにさらされている期間が長いほど発症しやすい。妊娠期間中はホルモン環境が変わって、女性ホルモンの刺激が減るため、少子化によって乳がんが増加するのです。
女性ホルモンは、コレステロールから合成されることから、肥満も乳がんを助長。高カロリーな食の欧米化も、リスクを高めるといえます。
2年に一度のマンモグラフィー検査が早期発見のカギですが、乳がん患者の56%が自己発見というデータもあります。セルフチェックももちろんですが、セックスのときにパートナーが気づくことも少なくありません。ぜひ、男性も乳がんに目を向けてください。
Dr.中川のみんなで越えるがんの壁