◆血管超音波(エコー)検査
超音波を対象物に当てて、その反射を映像化し、動脈の詰まっている場所を探し出し、血管や血流を調べる検査です。動脈の血液の流れを観察することで、血流の波形と収縮期の最高血流速度(PSV)を測定し、波形の変化とその増加で詰まり具合を診断します。また、血流のカラー画像で狭窄度と血流が同時に評価できます。
最新のデータでは末梢動脈疾患の正確な診断率は8~9割といわれています。
◆MRI(MRA)
核磁気共鳴画像で、アレルギーや腎機能を悪くする恐れのある造影剤を使用しないのが一般的です。下肢動脈全体の画像も得られ、内径の狭窄度や血管壁の状態、血流速度などの評価が可能です。超音波検査よりやや診断精度が高いようです。
◆造影CT検査
しなやかな血管が命を守る