愉快な“病人”たち

お笑い芸人 ハウス加賀谷さん (39) 統合失調症 前編

(C)日刊ゲンダイ

 芸名の「ハウス」は15歳で入ったグループ更生施設の名前からとりました。

 施設の名前が「〇〇ハウス」だったんです。病気はある意味、僕の奇抜なキャラクターを支えたベースでもあります。

 最初に発症したのは中学2年のとき、自己臭恐怖から始まりました。クラスのみんなが僕のことを臭いって言っている幻聴が聞こえ、僕なんかいない方がいいって思い始めて。自分がワキガだと思い込み、医者に行ってワキガじゃないと言われてもどうしても納得がいかず、ワキガの手術をしたんです。それでも僕のことを臭いって言っている幻聴は消えなかった。

 高校を中退して引きこもりになり、幻覚が見えたりするようになって、例のハウスに入りました。施設の中は皆同じような境遇。幻聴のもとになることは皆に話せばやめてくれるので快適でした。お笑いデビューしてからは、グループホームでのエピソードをネタにしていましたよ。ボランティアで来ている女性に告白したら、翌日、性欲を抑える薬らしいものが増えたことをネタにしたこともあった。

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