サラリーマンのパワーup 食で不調を撃退する

認知症対策に「噛むサラダ」

 最近、相談者のお父さんが認知症と診断され悩んでいました。家族が認知症になってしまうことは、他人事ではありません。そして、私たちの生活の中にもその危険性があります。相談者のお父さんは毎日、多量のアルコールを飲んでいました。

 アルコールと認知症がなぜ関係あるのか? それは、アルコールを大量に飲む人ほど、脳の萎縮を起こしやすいのです。アルコールによって活性酸素が発生し、脳のタンパク質が障害を受けるのです。

 水を抜いた脳は40%がタンパク質、60%が脂質で出来ているため、大量に活性酸素を発生させると、脂質は酸化し、タンパク質が変性してしまいます。そして、脳に障害を起こすのです。MRI検査をすると、脳の隙間が多くなっていて、これが認知症の発生につながると考えられています。

 認知症のリスクを下げたければ、減酒が理想。さらに、おつまみの工夫をしましょう。

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佐藤智春

佐藤智春

スタイリストとして活躍していた32歳の時、働き過ぎで体調を崩しダウン。「分子整合栄養医学」に出会い、人体と栄養の関係を学び、実践を重ねながら健康を取し、血液栄養診断士の資格を取得。現在はクライアントの血液データから栄養を厳密に把握し、食と医療、ライフスタイルを具体的に提案。著書に「卵を食べれば全部よくなる」「男は食事で出世させなさい」「身長を伸ばす7つの法則」など。