ぽっこりお腹が引き締まる「ねじり運動」と「スクワット」

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「腸の動きをよくするには、体をねじる運動を心がけることです。あおむけに寝て両膝を立てた状態で足を左右に振る、立ったまま、体を左右にねじるなどもよいでしょう。腸の蠕動運動を助ける腸腰筋をほぐすエクササイズも効果的です。手を後ろで組んで両足を肩幅に開き、片方の足を前に出して膝を折り曲げる。暇をみつけて繰りかえすことです」

 内臓脂肪は、ご飯などの炭水化物を抜けば簡単に減らすことができる。問題は全体的に弱体化した筋肉をどう鍛えるかだ。

「筋肉が弱体化する原因のひとつは、筋肉の繊維の間に“筋細胞外脂肪”と呼ばれる、特殊な脂肪がつくからです。牛肉の霜降りと同じで、筋肉のハリをなくし、皮膚や皮下脂肪を支えられなくする原因です」

 これを解消するには歩き方を工夫することだ。

「年を取ると歩幅が急速に狭くなります。20代の頃と体形が変わった人は、変わらなかった人と比べて7センチほど歩幅が狭くなるとの研究もあります。意識して歩幅を広げて筋肉を大きく伸び縮みさせましょう。筋細胞外脂肪を解消するとともに、筋肉を成長させることにつながります」

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