「ご高齢の患者さんの中には、自分の親族や子供たちに、どんな治療や投薬を受けているかをうまく説明できない方もいらっしゃいます。そうした患者さんの周囲の人たちは、仕事や時間の関係で十二分な情報を得られず不安に思っているケースも多かったのです。ご当人の了解でパスワードを入力して電子カルテを閲覧できれば、患者さんの客観情報が得られる。半歩でも先に進むことができるようになり、とても喜ばれています」(広報・IRマネジャーの我妻みづき氏)
医師から患者にひと言メッセージも送れる上、患者が気になったことや不安なことも備忘録として記載できる。患者が精神的にも救われるケースが出てくるという。
喜んでいるのは患者だけではない。
「医療関係者の方々からは、患者さんとのコミュニケーションアップが治療にも役立つと、評価していただいています」
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