東洋医学では、体の冷えが原因となる代表的な症状として、頭痛、肌荒れ、肩凝り、腰痛、疲れやすい、だるい、風邪をひきやすい、胃痛、食欲不振、便秘、下痢、むくみなどが挙げられますが、まさにこの相談者の不調とぴったり。
「野菜は旬のものを鍋や煮物で食べてください」とアドバイス。生野菜ではカサが多いので量をそれほど取れませんが、加熱すればたくさん食べられ、食物繊維の摂取量も増えます。そのほかにも、この男性は刺し身が好物だったのですが、「それも量は控えめに」と伝えました。
食生活改善と、血流をよくするためのウオーキングや半身浴、そして補腎薬の処方で、1カ月後に来た彼は見違えるほど元気そう。「不調が一気に解決しました」という声も、初回よりずいぶん張りがありました。
漢方達人をめざせ!