病院は本日も大騒ぎ

入院患者が恐れる魔の病室

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 こんにちは、首都圏の総合病院で看護師長を務めている看護師歴十数年のサトミです。

 私たち看護師の仲間内ではあまり話題にすることはありませんが、入院患者さんの間で「魔の病室」と恐れられている部屋があります。それは、ナースステーションのそばにある、ベッドひとつだけの個室です。

 病院では昼夜関係なく脳梗塞、心筋梗塞、クモ膜下出血など、1秒を争うような緊急手術の入院患者さんが搬送されてきます。

 集中治療室に運ばれてすぐ手術に取りかかり、手術が無事に終了しても家族の面会時間は制限されます。患者さんは約1カ月前後、ベッドに伏せたままになります。

 経過が良好と判断されて初めて患者さんは一般病棟に移され、通常の治療以外に言語障害、手足に残された後遺症などのリハビリに励むことになります。

 しかし、その逆のケースも少なくありません。

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