常識と真逆の新理論 「一本の注射」で慢性的な痛みは消せる

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 重症例には、カテーテル(軟らかい極細チューブ)を血管内に挿入し、薬剤を直接投与する。注射の場合は2~3回で、カテーテルは1回で痛みが消え、その箇所については再発もまれだという。注射は保険適用。カテーテルは自費診療で、江戸川病院では1回12万円ほどになる。

 痛みは生活の質を著しく下げる。何をしてもよくならない、という人は、この治療が「軽微な炎症があったかどうか」の判定にもなる。検討してはどうだろう。

▽新生血管とは
なんらかの原因で新しくできた血管のこと。もともとないものなので、除去しても問題ない。

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