睡眠の質と冷えに原因あり 「朝型肩こり」が体の不調招く

朝起きた時から肩が凝っている人は要注意(C)日刊ゲンダイ

「睡眠の質の悪さには、いくつか原因があります。睡眠時無呼吸症候群やうつ病、アルコールの過剰飲酒やストレスなどです。それらを取り除かなければなりませんが、同時に睡眠の質の悪さによる交感神経と副交感神経の働きの乱れも調整していかなくてはなりません」

「睡眠の質の悪さ→冷え→朝型肩凝り」という悪い流れになっているので、これを断ち切る。特に攻めるのは「冷え」だ。温泉につかった夜、ぐっすり眠れた経験を持つ人は多いだろう。体を温めると副交感神経が優位に働き、これだけでかなり睡眠の質が高まる。

■男性更年期の原因にも

 ひどい冷え性だという南雲院長は、自らの経験を生かしたアドバイスを患者に行っている。

「市販の磁気治療器や、首・肩を温めるグッズを活用してください。ショウガやスパイスを意識して取るのもいい。私は時間がある時にショウガを大量にすりおろし、薄くのばしてラップで包み、冷凍庫に保存します。そして、味噌汁や紅茶、麺類などに入れて毎日のように食べています」

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