平均的な世帯が1年間に消費するミカン(温州ミカン)は約12.5キログラム、リンゴは約12.3キログラムで、わずかながらミカンがリードしています。
ミカンの消費量は、静岡がトップ。上位にはミカン産地が名を連ねています。一方、最下位は沖縄で、大阪や神奈川なども下位に入っています。さらに下から6位が兵庫、8位が福岡、10位が東京というように、大都市圏のミカンの消費は低調です。東京都民はイチゴ、キウイ、グレープフルーツなどを多く消費しています。
「どうせミカンはビタミンCだけだろう」と、高をくくっていると後悔するかもしれません。ミカンにはβクリプトキサンチンという、世界が注目する健康物質が、豊富に含まれているからです。
この物質は、ミカンの色のもとになっている物質です。ほかにはオレンジやパプリカなどにも含まれています。しかしミカンの含有量が圧倒的で、オレンジの約10倍にも達するのです。
家計簿を見れば病気がわかる