独白 愉快な“病人”たち

司会・タレント 大木凡人さん(70) 大動脈瘤乖離

大木凡人さん(C)日刊ゲンダイ

 家族は医師から「手術しても助からないかもしれない」「助かっても動脈瘤のせいで左手が壊死する可能性があり、腕を切断するかもしれない」と言われたそうです。動脈瘤を切除し、奇跡的に手も問題なく動きました。

 裂けた大動脈は縫うわけでなく、そのまま修復されるのを待つのみでした。

 今まではテレビとラジオのレギュラーに司会の仕事もこなし、休日は1年に2日。その休日もゴルフで休まない。夜は飲み屋10軒のハシゴもザラ。晩ごはんは、乾き物や塩気の多い酒の肴だけ。そんな生活を40年続けていましたからね。ツケが一気にきたんでしょう。

 実は裂ける1週間前くらいから、違和感はあったんですよね。胸の真ん中に500円玉大で1日3回くらい痛くなる箇所がありました。

 それが、こんな大きな病気の予兆だとは全く気づきませんでしたよ。

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