「厚労省も治療ガイドラインを強調しています。そのため、病院はガイドライン通りにやれば訴訟になっても『ガイドラインに沿ってやった』と逃げられます。つまり、IT化、標準化、ガイドラインが、“この病にはこの治療のほうがいいのでは”という本来の医療の医師の熱意、工夫が発揮しにくい状況を生みつつあるのです」(永田氏)
患者は一人一人、状況が違い、求められる治療内容も違う。IT化は必ずしも患者のためになるとは限らない。
どうなる! 日本の医療