リンゴの消費量(全国平均)は、1世帯当たり年間約12.3キロ。ミカン(12.5キロ)にわずかに及びませんが、もっともよく食べられている果物のひとつです。
とはいえ、ミカン以上に消費地が偏っています。上位には長野、青森、岩手、山形、福島といったリンゴ生産地が並んでおり、1位の長野では、1世帯当たり33キロも消費されています。一方、下位には沖縄と、長崎や熊本などミカン生産地が入っています。ちなみに東京は28位、約10.6キロとなっていました。
食べておいしいとはいえ、リンゴのビタミンCはミカンの10分の1ですし、他のビタミンやミネラルも決して豊富とはいえません。ところが「リンゴ1個で医者いらず」といわれるように、洋の東西を問わず、昔からリンゴは健康な食べ物とされてきました。
リンゴには、抗酸化物質が豊富に含まれていることが分かっています。そのため世界中でさまざまな疫学調査が行われており、病気の予防効果が解明されつつあるのです。
家計簿を見れば病気がわかる