漢方達人をめざせ!

むくみがひどくなった

 その量は2リットル。雑誌には3リットルとあったそうですが、「そんなに飲めないから」という自己判断で量を減らしたそうです。2リットルでは、人によっては「飲み過ぎ」にはならないかもしれません。しかし、人にはそれぞれ備わった体質があります。この男性の場合、顔や脚がむくむということは、「水2リットル」に腎臓の働きがついていけていないと判断できます。

 男性には、すぐに水をたくさん飲むことをやめてもらいました。すると、たったそれだけでむくみがなくなり、疲労感も消えたのです。一般的にいいと言われていることが、人によってはそうではないという典型的なケースです。

2 / 2 ページ

久保田佳代

久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。