相変わらず、バター不足が続いています。国内の牛乳生産者減少による原料不足と、国の輸入制限が大きな理由です。ただ、さすがに年末にかけての需要増を放置しておくわけにはいかず、政府は11月末に輸入制限を一時的に停止すると発表しました。
バターの代用品といえるのがマーガリンです。大豆やコーンなどの植物性油脂に、水素を添加して作られます。滑らかさを出すための乳化剤や、バターに似た色合いを出すため着色料なども使われています。
栄養学的には、バターのほうが高カロリー(100グラム当たりバター約750キロカロリー、マーガリン約630キロカロリー)、しかもコレステロール量も圧倒的です(同バター約210ミリグラム、マーガリン約5ミリグラム)。しかしバターには、ビタミンAがニンジン並み(同約700マイクログラム)に含まれています(マーガリンは、ほとんどゼロ)。
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