【Q】
26歳の女性です。設計事務所に勤務しています。このところ疲れやすく、からだが重く感じます。集中力が落ち、頭がぼんやりし、急に動悸や息切れがすることもあります。ネットで調べたら、うつ病やパニック障害に該当するようでしたので、総合病院の精神科で診てもらいました。採血後に告げられたのは、「うつ病ではなく、貧血です。鉄分が足りない」ということ。抗うつ剤ではなく、鉄剤が出されました。ほんの4カ月前の定期健康診断のときには何も言われませんでしたので、少々意外でした。「うつ病だと思ったら、実は貧血」、そんなことがあるものでしょうか。
【A】
「鉄欠乏性貧血」になると、うつ病そっくりの症状が出ます。憂うつ感、倦怠感、疲れやすさ、集中力の低下、頭痛、めまい、不安、動悸、息切れなどです。「うつ病そっくりの貧血」「パニック障害そっくりの貧血」については、精神科医仲間でも最近、その話でもちきりです。
薬に頼らないこころの健康法Q&A