健康は住まいがつくる

【高断熱住宅】睡眠中の室温が高いと睡眠効率がアップする

(C)日刊ゲンダイ

 1日の約3分の1を過ごす寝室。その睡眠環境が悪いと、「寝つけない」「熟睡感がない」など睡眠の質を低下させる。睡眠不足が続けば、子供は成長ホルモンの分泌が低下し、身長の伸びが悪くなる可能性があるという説もある。大人では、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を悪化させることが分かっている。睡眠の質が健康に大きく影響するのだ。

 それに関係するのが寝室の温度。電波センサーで睡眠の状態を探知する睡眠計を使い、暖かい日と寒い日の睡眠の質の差を調べた貴重な研究データ(57人対象)がある。各寝室の温度差は10度前後だ。

 調査を行った慶応義塾大学理工学部・システムデザイン工学科の伊香賀俊治教授が言う。

「寝室が寒い日は、暖かい日よりも入眠に約30分余計に時間がかかっています。また、寝室が寒いと熟睡時間の割合(睡眠効率)が約10%減るという結果になりました」

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