【Q】
中学3年男子の母親です。クラス替えがあってからなじめず、5月の連休明けから休みがちになりました。しばらく学校の相談室に通っていましたが、カウンセラーの先生と話しても効果がなく、完全に不登校になりました。今は、昼前に起きて、市の適応指導教室に通っています。先生方からは、「プレッシャーをかけるな」と言われていますが、このままでいいのか心配です。
【A】
本人を自殺に追い込むようなプレッシャーはいけませんが、適度のプレッシャーは必要です。まず、本人に伝えるべきは、「学校に行くか行かないかは、生死を懸けるような大問題ではない」ということ。中学校に行かなくても死ぬようなことは絶対にありません。そのことを伝えたうえで、本人の背中を押してみましょう。
ご子息は教室になじめなくて不登校になったとのこと。この点は重要で、「なじめないのに無理して教室にいる」「違和感を感じながら学校の片隅で過ごす」という経験を持つことが思春期には大切なことです。
薬に頼らないこころの健康法Q&A