サラリーマンのパワーup 食で不調を撃退する

健診で「A」なのに、大腸がん

 たとえば、朝食にチアシードをトッピングしたヨーグルトとブロッコリーやトマトのサラダ、タンパク質源として目玉焼きを。夜は、がん抑制成分が多いと発表されたキャベツと、抗酸化成分であるアスタキサンチンたっぷりの鮭を合わせ、酒粕と味噌で味付けした鍋など。避けてほしいものは、時間がたった揚げ物や植物油を使ったスナックです。

 また、そのビジネスマンから「大腸がん予防にアスピリンを使用するといいと聞きました」と質問されました。しかし、アスピリンは胃粘膜を弱める副作用があるので、「それよりも、日々の食を見直すこと。正しい食事と定期的な体の検査のメンテナンスは、活躍するためのビジネスマンの戦略です」とアドバイスしました。

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佐藤智春

佐藤智春

スタイリストとして活躍していた32歳の時、働き過ぎで体調を崩しダウン。「分子整合栄養医学」に出会い、人体と栄養の関係を学び、実践を重ねながら健康を取し、血液栄養診断士の資格を取得。現在はクライアントの血液データから栄養を厳密に把握し、食と医療、ライフスタイルを具体的に提案。著書に「卵を食べれば全部よくなる」「男は食事で出世させなさい」「身長を伸ばす7つの法則」など。