家計簿を見れば病気がわかる

独身者はお菓子と惣菜を好み、早死にする

(C)日刊ゲンダイ

 独身の家計簿の中で特に気になるのが、菓子類と総菜類です。働き盛りの独身男性(35~59歳)は、年間3万3000円以上のお菓子を買っていますし、女性はさらに多く買っています。

 2人以上世帯(平均人数3人)の年間購入量が約8万円(1人当たり約2万7000円)ですから、1人当たりで見れば、男女ともすべての年齢で家族持ちを上回っていることになります。

 菓子類ですが、男性には洋菓子(ケーキ、プリン、その他)、スナック菓子、せんべい、チョコレート、アイスクリームなどが好まれています。女性は、ケーキを含む洋菓子がダントツ。次いでチョコレート、アイスクリーム、スナック菓子などとなっています。

 一方、総菜では、男女とも揚げ物(コロッケ、カツ、フライ、天ぷらなど)が圧倒的な人気。次いでサラダ、ギョーザ、焼き鳥などとなっています。冷凍食品は男女ともあまり消費していません。

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永田宏

永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。