エイズを知る

<2>障害者自立支援制度適用で医療費の自己負担は最大2万円

病状が安定すれば通院は年4回(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

 東京医科歯科大名誉教授・藤田紘一郎氏(感染症学)が言う。

「HIVをめぐっては、いまだに偏見が根強く、治療法やサポート体制の正しい情報が伝わっていません。C・シーンの告白は、そこに光を当てた点で、意味があります。日本の支援体制なら、ほとんどの患者さんが治療を受けられるはずです」

 病状が安定したからといって、シロウト判断で薬をやめたら、いつエイズを発症しても不思議はない。医療費負担は一生続くという覚悟が必要なのだ。

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