あの“激痛”を少しでも和らげたい 「尿路結石」4つの疑問

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 尿路結石を治療するには、ある程度の痛みは覚悟する必要があるということだ。

■治療のタイミングは見逃さない

Q3.痛みが少ない治療法はないのか

 尿管結石の治療は、結石の大きさが5~6ミリ程度なら利尿剤や尿管拡張剤を服用し、水分を多く取るなどして自然排石を促す。しかし、7ミリ以上の結石や、1カ月以上も排出されない場合は外科治療を行う。

 大きく分けて、(1)体外から衝撃波を当てて結石を破砕し、尿と一緒に排出させる体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、(2)尿道から直径2~3ミリの棒状の細い尿管鏡を挿入して、結石を破砕したり取り出したりする経尿道的尿管結石破砕術(TUL)、(3)背中に約1センチの穴を開け、腎臓に内視鏡を挿入して結石を砕く経皮的腎結石破砕術(PNL)の3種類がある。

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