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その数50万人…NY市民の「5人に1人」がうつ病という衝撃

 ニューヨークのデブラシオ市長は、アルコール依存症だった父親が自殺し、娘もつい最近、薬物依存とうつ病から回復したばかりであることを公言。夫人も自ら市の「心の健康プログラム」を率いています。今後25万人のニューヨーカーを「心の健康救急隊」として訓練、公立学校には100人の心の健康コンサルタントを配置し、400人の医師を「心の健康医師軍団」として組織する計画です。

 ファーストファミリー自らが先頭に立って進める心の病との闘いに、市民は大きな期待を寄せています。

▽シェリーめぐみ ジャーナリスト、テレビ・ラジオディレクター。横浜育ち。早稲田大学政経学部卒業後、1991年からニューヨーク在住。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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