薬を飲む勤務医は13% 医師が実践する本当の「風邪対策」

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 昔から、卵酒やショウガ、ビタミンCなどを取れば回復が早いといわれるが、これは根拠がないそうだ。

「大切なのは体を温めること。体が冷えると免疫力が落ち、体内でウイルスが増殖してしまうからです。日本では風邪をひいたら風呂に入るなといいますが、これは俗説にすぎません。むしろ入浴で体を温め、そのまま布団に入ったほうが治りが早い。高熱で苦しいときは解熱剤が効きますが、そけい部や脇の下、首などを冷やすのも効果的。会社を休み、“これで治る”と自分に言い聞かせることで風邪を治す人もいます。気持ちを前向きにすることで免疫力を高めているのです。ストレスを抱えたままでは、なかなか治りません」(米山公啓氏)

 病は気から、である。

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