漢方達人をめざせ!

いつもニコニコで肝臓元気

(C)日刊ゲンダイ

 仕事柄、宴席に呼ばれる機会の多いJさん(48)。2次会、3次会と、どこまでもとことんお付き合いするそうです。

「人と話すのが好き、という要素が一番大きいですが、どこに仕事につながるチャンスが転がっているか分からないという気持ちがあります」

 12月と1月は忘年会、新年会で特に飲む機会が増えます。「大変でしょう?」と聞くと、以前、私が話したアドバイスを参考にちょっとした工夫をされているといいます。

「チェイサーとして水を飲みながらお酒を飲んでいるので酒量は多くない。ウコン茶割りなどが飲めるような店では、それを頼みます」

 ウコンは肝に入る生薬。その他、緑茶、柿の葉、桑の葉などをブレンドしたお茶が二日酔い対策になるため、ポットに入れて持ち歩き、お酒の合間に飲んだりもするようです。

 でも、Jさんがもっとも心掛けているのは、いつも楽しく、おおらかな気持ちでいること。ネガティブな内容でも、「このように考え方を変えてみよう」などとポジティブに捉える。どうしても苦手な人とは、仕事だからと割り切って表面的に付き合っているそうです。

 これは、肝臓を守る上でとても大事なことです。肝臓は、怒りやイライラによって傷つく臓器だからです。Jさんはセルフコントロールで気持ちをいい方向に持っていけています。しかし、もしそれが難しい人は、感情の緊張を解く漢方薬もいくつかあるので、漢方薬剤師に相談してみてください。

久保田佳代

父は乳児院院長、母は薬剤師、長女は歯科医、次女は眼科専門医という医療一家に産まれたが、昨今の臓器医療である西洋医学とは違い、人に向き合い、カラダとココロの両面から治療が行える漢方を志し20余年経つ。昭和薬科大学卒業、老舗漢方薬局を経て、「氣生薬局」開局。サプリメントアドバイザー、漢方茶マイスター、日本プロカウンセリング協会1級など多数資格取得。「不妊症改善における実力薬局100選」に選ばれている。