BMIだけでは測れない「中心性肥満」はどうチェックする?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 もし該当するなら、体重を落とさなくてはならない。その方法も、以前とは大きく変わっている。注目すべきは、耐えたり我慢したりをほとんどしなくていい点。

「カロリー減ではなく、何を食べるかが大切。積極的に取るべきは食物繊維です。今の季節であれば、野菜、キノコ、海藻、そして豆腐などの大豆食品を入れた鍋がいい」

 空腹をじっと我慢しなくてもいいのだ。

「運動」も、大上段に構えない。

「NEAT(非運動性活動熱産生)といって、日常的な動作を増やせば、週に数回ジムに通うよりもエネルギー消費がいいことが注目されています。私は“運動をする”ではなく“活動を高める”と呼んでいます」

 座るより立つ。会社ではコピーやファクスは自ら取りに行く。内線電話で話すのではなく、直接席まで行って話す。日常で体を動かすならなんでもいい。重要なのは、続けることだ。

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