知らなきゃ損!

靴屋さんが気になること…

夏よりも冬の方が「臭い」が半数以上

「客の足のニオイが気になってしまうことがある」と答えた靴屋のスタッフは全体の7割――。

 多くの靴屋が所属する研究会「足育研究会」と、デオドラント剤などを扱う「シービック」が共同で実施した調査で出た結果だ。

 さらに、「夏よりも冬の暖房で温められた足の方が臭いと感じる」と答えたスタッフも半数を超えた。

 足のニオイの原因は、「汗」「靴」「角質」。汗は皮膚常在菌によって分解され、ニオイを発する。靴は足を密閉状態にするので、汗が蒸発せずに足の温度が上昇してムレ、常在菌が増える。角質は皮膚常在菌のエサになるので、菌の繁殖に拍車をかける。3つの原因が相互に関係し合い、強烈なニオイを形成するのだ。

 対策は、①制汗剤を足の裏や指の間に塗り、汗を抑える②靴は素足で履かず、靴下を着用③1日に何回かは靴を脱いでムレを防ぐ④足や指の間をしっかりと洗ってからよく拭き、清潔に保つ⑤お風呂のたびに角質を落とす。

 制汗剤はさまざまな商品が出ているが、汗を抑え、菌の繁殖を防ぐ天然成分のミョウバンが人気だ。

 靴を脱いで座敷で宴会なんて場合、隣に座った人に顔をそむけられるようなことはくれぐれも避けたい。