病院は本日も大騒ぎ

長期入院患者さんと退院後に付き合う若い看護学生もいる

写真はイメージ
写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 こんにちは、首都圏の総合病院で、看護師長を務めている看護師歴十数年のサトミです。

 今回は少し色気のある話をしましょう。

 看護師も人の子です。ごく普通のOLと同じで、恋も失恋もします。

 ただし、会社に勤めている女性と違い、「早朝出勤」や「午後から出勤」、それと「夜勤」に「土曜、日曜、祝日勤務」と出勤日がバラバラ。それだけ、一般の男性と会う機会やデート日の範囲が限定されてしまいます。

 そのため、ごくまれに長期の入院患者さんと看護師が恋仲になるというケースがあります。特にまだ社会に慣れていない研修中の若い看護学生などは、意外と入院患者さんと親しくなるようです。

 同じ病室に毎日顔を出す間に、独身で口が達者な入院患者さんはジョークを飛ばして看護師を笑わせ、そのうち、携帯番号を書いたメモ用紙をそっと渡します。

 若い看護師を指導する立場にいる私は、そうした患者さんと看護師の親密ぶりを、会話などの雰囲気で察知することがあります。しかし、業務に支障がない限り注意はしません。

 ただし、特定の看護師にセクハラまがいの強引な誘いを行う患者さんがいた場合、看護師の担当病室を変えるケースがあります。

 入院患者さんが退院して、その後、看護師と付き合いを始めるパターンもありますが、今の若い女性はしたたかで、単に“遊び”と割り切って付き合っているケースもありますね。

 結婚には至らず、昼食時に「あの人、どうしたの?」と聞くと、「別れちゃいました」なんて、ケロッとしています。

 居酒屋などで開いているお見合いパーティーに参加して、男性を探している結婚適齢期の看護師もいますよ。でも、平均的に看護師は性格がまじめなので相手選びは慎重ですね。

 私と親しかった看護師は、病院に勤務している介護助手と恋愛関係になり、ゴールインしました。