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【スポーツのケガ】日本鋼管病院・スポーツ整形外科センター(神奈川県川崎市)

栗山節郎整形外科統括部長(提供写真)

「個々の競技種目、レベルに合わせたリハビリメニューを細かく処方するのが当センターの特徴です。再建術を受けた患者さんでは、術後3カ月でジョギング、5カ月後にダッシュや軽くジャンプ、術後9カ月での競技復帰が目安です」

 スポーツ選手の膝前十字靱帯損傷は復帰後、治療中の遅れを取り戻そうと無理をするので、手術した膝や反対側の膝を再び損傷するケースが比較的多い(全体平均6%)。そのため同センターでは再発予防として、プレー中のフォーム・姿勢を改善させる指導を積極的に行っているという。

■1937年、川崎市初の総合病院として設立。
◆スタッフ数=医師11人
◆整形外科全体の年間初診患者数(2014年)=1921人(うちスポーツ関連患者約20%)
◆スポーツ外傷の手術件数=年間約300件

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