エイズを知る

それでもHIVになりやすいのはこんな人

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 HIVの感染経路は、コンドームなしのセックスが99%。感染の確率は、一般的に0.1~1%といわれている。エイズ感染者とのセックスで、100~1000回に1回の確率で感染するわけだ。健康な人は感染しにくい。では、どんな人がヤバいのか。

 国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センター長の岡慎一氏が言う。

「ヘルペスや梅毒などの性感染症にかかったことのある人が危ない。HIVウイルスは血液や体液を媒介して感染します。性感染症にかかったことのある人は、粘膜が傷ついていて、傷口からウイルスが侵入しやすいため、感染確率が高まるのです。性感染症の既往歴がある人は、必ずHIV検査を受けることです」

 ノーマルなセックスは大丈夫でも、粘膜が傷つくようなハードプレーは要注意だが、HIVに感染したとしても適切な治療を受けていれば大丈夫。ウイルスが少ない、あるいは検出できない状態をキープできていれば、相手に感染させることはない。万が一、感染が判明したら、とにかく治療を受けることだ。

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