もちろん、サプリやマッサージの有無が直接的な原因というわけではありません。低所得者の食事の栄養バランスが偏っていることが主な原因と考えられています。しかし、サプリ、マッサージ、人間ドックなどへの出費の多寡は、家族と自分が健康に暮らせるだけの経済的余裕の有無を、反映する指標といえそうです。
年収別保険医療支出 貧乏と金持ちの差は「2~8倍」
- 2015年12月24日
低所得者の2倍食費に金をかける高所得者
- 2016年01月04日
永田宏
長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授
筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。