花粉症は症状によって、くしゃみ・鼻水だけの「くしゃみ・鼻漏(鼻水)型」、鼻づまりがある「鼻閉型」、すべての症状が同じように出る「充全型」に分かれます。「くしゃみ・鼻漏型」は第2世代抗ヒスタミン薬(アレジオン、タリオン、ジルテック、ザイザル、アレロック、アレグラ、ディレグラ、クラリチンなど)や遊離抑制薬(インタールやリザベンなど)を使います。
「鼻閉型」または鼻閉を主とする「充全型」には、抗ロイコトリエン薬(シングレア、キプレス、オノン)、または抗プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2薬(バイナス)、またはTH2サイトカイン阻害薬(アイピーディ)の3つの中から1つを処方します。
第2世代抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬を使う初期療法のスタートの時期は、花粉飛散予測日または症状が少しでも表れた時点。その他の薬は飛散開始予測日の1週間前がメドになります。
耳鼻科の病気