3カ月後には通常のゴルフをして、翌年にはトーナメントに復帰。50歳になってシニア入りして米国ツアーに出場しました。それを術前から目標にしたんです。術後に5年間の計画を立て、年間目標を達成するために毎日すべきことをコツコツやりました。今も年間20回くらいは試合に出ますし、会長としても各地を飛び回る日々を続けています。
あの日、点滴だけで終わっていたら、今の生活はなかったかもしれませんね。
▽くらもと・まさひろ 1955年広島県生まれ。現PGA(日本プロゴルフ協会)会長。10歳でゴルフを始め、81年プロテスト合格。2003年に通算30勝目を記録。57歳で欧州シニアツアー優勝。14年から会長職とプレーヤーを両立させている。
独白 愉快な“病人”たち