家計簿を見れば病気がわかる

国産牛か輸入牛か…所得格差は“食肉格差”をも招く

(C)日刊ゲンダイ

 高所得世帯ほど、多種類の野菜、単価の高い野菜を食べていることが分かりました。では、肉ではどうでしょうか。

 肉に関する家計調査の数字は、〈表〉のようになります。こちらも、所得とともに肉の消費金額が増えています。しかし野菜ほどではなく、年収300万円世帯と1500万円超の世帯で、1.7倍の格差にとどまっています。

 細かくみると、差が大きいのは「牛肉」ということが分かります。その金額格差は2.5倍にも達します。ちなみに購入頻度は、300万円世帯が年間17回、1500万世帯では29回といった具合。牛肉を食べる機会は、1.7倍の格差です。

 ただ、残念ながら購入量(グラム数)の統計は出ていません。仮に1回の購入量が同じとすると、値段(単価)の格差は1.5倍。高所得世帯ほど、高級な牛肉を食べていることになります。

■国産牛か、輸入牛か

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永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。