これは、国産と輸入の差かもしれません。部位にもよりますが、スーパーなどの価格は、だいたいこのくらいの差になっています。つまり、野菜同様、高年収世帯は国産牛を食べ、低所得世帯は輸入牛を食べている可能性が高いのです。
豚肉や鶏肉では、牛肉ほどの格差はありません。年収300万円世帯と1500万円世帯の金額差は、豚肉で約1.6倍、鶏肉で約1.4倍です。購入頻度は豚で57回対70回、鶏で36回対42回。牛肉と同様の計算をすると、豚肉の単価の差は1.3倍、鶏肉では1.2倍となります。この差はやはり、国産か輸入かで、ある程度説明できそうです。
■高所得者ほど高級ハムを食べている
なお加工肉については、消費金額の格差が約1.5倍。とくにハムで3倍近い開きがあります。高所得世帯ほど、高級なハムを買っているのです。
家計簿を見れば病気がわかる