果物は、ビタミンや抗酸化物質などの宝庫です。全世帯平均の消費額では、バナナがトップ。ついでリンゴ、僅差でミカンとなっています。所得別では、どうなっているのでしょうか。
まず果物への出費ですが、年収300万円世帯で、年間2万1000円ほど。しかし他の食品と同様、年収が増えるにしたがって金額も上昇します。年収1500万円超の世帯は、約4万6000円で、2.2倍となっています。
年収300万円世帯で一番多いのは、やはりバナナでした。果物への全出費の約16%を占めています。次いでミカン(14%)、リンゴ(11%)、イチゴ(10%)、梨(7%)、ブドウ(5%)という順番です。
■金持ちが好む果物はイチゴ
一方、年収1500万円超の世帯では、意外にもイチゴが第1位(12%)。イチゴといえばビタミンC。しかし、それだけでなく、アントシアニンを豊富に含んでいます。アントシアニンはポリフェノールの一種でブルーベリーに大量に含まれているのですが、実はイチゴの赤い色の成分でもあるのです。ビタミンCとの相乗効果で、かなり強力な抗酸化作用を期待できます。
家計簿を見れば病気がわかる