寒さでリズムの乱れも 冬の睡眠が「1年の眠り」を左右する

イベントが少ない1~2月はリズムを整えるチャンス(C)日刊ゲンダイ

■“トリガー”となる行為を見つける

 まずは、冬は長い睡眠時間が必要になることを意識して、夏よりも2時間ほど多く眠るように心がける。睡眠時間を確保してリズムを整える際は、起床時間を揃えて就寝時間を早めるのが基本になる。しかし、いざ普段より早い時間に眠りに就こうと思っても、そう簡単には実践できない。大切なのは自分の睡眠スケジュールの“トリガー”になっている行為を見つけること。

「夜のスケジュールを決めるトリガーとなる行為は、〈入浴〉〈食事〉〈洗顔〉のどれかひとつであるケースがほとんどです。そして、そのひとつの行為をする時間を早めれば、眠くなる時間もその分だけ前倒しされます。普段よりも1時間だけ入浴を早めれば、就寝時間も1時間早めることができるのです」

 就寝時間だけを早めようと思っても難しいが、トリガーとセットにすれば、自然と早く眠くなるのだ。

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