もうひとつは、がんセンターの研究から分かるように、なるべく高血糖状態をすぐ改善する生活習慣を身につけること。たとえば、食事のときは野菜から食べて米や麺類などの糖質を最後にする。そうすると、野菜に含まれる食物繊維の働きで、糖質の吸収が穏やかになり、血糖値が上がりにくい。食後に30分くらい散歩するのも、食後高血糖の改善に役立ちます。
逸見さんは学生時代、無類のコーラ好きで、下宿の窓にコーラの空き瓶を並べることに愛着を感じていたそうです。清涼飲料水や砂糖入りコーヒーをたくさん飲むのは、よくありません。
がんも合併症も防ぐために、糖尿病の人は高血糖状態をなるべく早く改善してください。ここまで読まれた人は、そのためのノウハウが頭に入ったはずです。きょうから実行しましょう。
Dr.中川のみんなで越えるがんの壁