その他の食品の消費額に、年収差はほとんど反映されていません。あえて細かく見れば、すし弁当とおにぎりの消費額では、年収500万円台がトップ。調理パンは年収600万円以上が多め。揚げ物(コロッケ・カツ・天ぷら・フライ等)は年収の低い人のほうが、より多く消費する傾向にあります。サラダについては、年収500万円台が多めに消費しており、年収300万円台は少なめです。
なお、弁当の価格を1個500円、すし弁当を800円、おにぎり1食分(2個)を300円、調理パン1食分を500円として計算すると、独身者は、年間85食から105食分を、調理食品でしのいでいる計算になります。
一般に、所得が高い人ほど自分の健康に気をつかう傾向があるといわれています。しかし、調理食品への出費には年収差はほとんど見られません。所得の高低によらず、独身者の多くが手間要らずの食事を優先している実態が垣間見えます。
家計簿を見れば病気がわかる