これが実現化されれば、サラリーマンも会社を休むことなく検査を受けられる。
今後の課題は、どこまで保険適用になるか。
「現在は『大腸内視鏡検査を受けたが、内視鏡が大腸の奥まで入らなかった人』、あるいは『内視鏡が大腸の奥まで入らないだろうと考えられる人』が保険適用です。『大腸内視鏡を受けたくないから、大腸カプセル内視鏡を』というような場合は自費になります」
自費では10万~11万円程度かかる。また、大腸カプセル内視鏡では悪性ポリープが見つかっても切除はできず、改めて大腸内視鏡を受けなくてはならない。
「そうはいっても、大腸カプセル内視鏡がもっと普及すれば、大腸がんの死亡数は減少していくことが期待できます」
40歳を越えたら、少なくとも数年に1回は大腸がんの有無を調べた方がいい。