知らなきゃ損!

自宅でサポート 薬剤師訪問サービスは高齢者の強い味方

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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 超高齢化社会に突入している日本では、在宅医療が進んでいる。通院が困難で自宅療養を希望する患者に対し、医師が定期的に自宅に訪問診療するもので、「外来」「入院」に続く第3の医療といわれる。

 そんな中、医師だけでなく、薬剤師の訪問サービスも増えてきている。

 高齢になると、何種類もの薬を処方されているパターンが多く、どの薬をいつどんなタイミングで飲めばいいのか混乱してしまう人がたくさんいる。薬の副作用や飲み合わせを不安に思っている人も少なくない。

 こうした薬に対する悩みを、薬の専門家である薬剤師が自宅でサポートしてくれる。服用している薬を届けてくれるだけでなく、1週間、朝、昼、夜に飲む薬を仕分けしたり、いくつもある薬を飲む時間ごとにひとまとめにしてくれたり、飲みづらい薬の形を変更するなど、さまざまな要望に応えてくれる。高齢者にとっては心強い。

 訪問薬剤管理指導として自己負担金が発生するが、介護保険を利用している場合、1割負担の人は1回503円、2割負担の人は1006円。介護保険を利用していない場合は1割負担で650円、3割負担で1950円で済む(いずれも月4回まで)。

 希望する人は、近所の調剤薬局に訪問サービスを行っているかどうか相談してみよう。