アプリで健康になれるのか

「Heart&Brain」不整脈と脳梗塞を早期発見

慶應義塾大学(日吉キャンパス)の福沢諭吉像(C)日刊ゲンダイ

 突然襲ってくる脳梗塞。そのリスクを少しでも減らすことができるなら……。

 慶応義塾大学医学部の研究チームがiPhone用にリリースしたアプリ「Heart & Brain」なら、それが可能かもしれない。

「Heart & Brain」は不整脈と脳梗塞を早期に発見し、生活の質を守ることを目的としている。このアプリを利用すればさまざまな健康データを収集することができ、病気の早期発見につながるという仕組みだ。

 名前、年齢と簡単なアンケートに回答した後、脳梗塞検出に役立つ可能性のある簡単な運動評価検査を行う。試しに検査をしてみたが、スマホを振ったり自分の顔を映してみたり、とても簡単なものだ。

 検査後、「不整脈と脳梗塞リスクスコア」「運動麻痺評価」「顔面運動評価」「協調運動評価」の診断結果が確認できる。検査結果についての解説もされているので、自分自身の現在の状況がわかることはうれしい。また、収集されたデータは個人が特定できない形で保存されるということなので安心である。

 このアプリを継続的に利用することが脳梗塞のリスク軽減につながるのであれば、試してみる価値アリだ。

=満足度★★